パン屋で働いた経験

今から20年を経過しても、辛かった経験は忘れる事はできないどころかいい思い出として思い出すことが出来るのだから面白いものだと思う。

あの時あの経験をしていなければ今の自分はいないのだと思うと、無駄なことではなかったのだと言える。

当時朝は早くて休みも少なく、勤務時間は長かったことを覚えています。友達と会う時間も急に無くなって、まだ19才だった自分は遊びたかったのだろうと思います。自分の時間と気持ちを上手くコントロールできるはずもなく、友達と合う機会は極端に減り、合う回数は次第に減っていきました。

それでも連絡を取って、合う機会を失わなかった人たちが今の自分の財産になっていることは間違いありません。

初就職の勤務生活は1日仕事をしたら、家に帰ってお風呂に入ってご飯を食べて寝る。基本これを繰り返す毎日ではありました。週1度の休みも疲れすぎていて起きたら夕方なんて日もありました。

散々なことばかりを書いてはいますが、仕事自体のパン作りは楽しかったですね。始めたばかりで仕事もろくろく出来ない自分にいろいろと教えてくれた先輩たちがいました。いい人ばかりだったと言いたいところですが、やはり世の中そうは上手くはいきません。嫌な人もいました。どこのどんな職場でも大なり小なり必ず有ることです。

パンを作る。製造をする。未だに嫌いにはなれず、逆にやりたいことにランクインしてくることです。物を作ることは間違いなく好きな部類になります。食品であろうと建物であろうと、「製品」には変わりません。

20年、ここまでの時間が開くと製法や工程、考え方や手先の感。その業界の常識が入れ替わっていると思います。当時の社長は未だに尊敬の対象であります。かっこいいイメージが崩れていませんね。

全ての経験が今の自分を作っている構成要素であると信じて。自分の過ごした時間を無駄にしないように。

自分は自分の中身と向き合いそして、今の自分を評価していく。

この評価が自分の価値を高めていけるように。何をやっていても、どんな仕事をしていても常に自分の商品価値を高めていくことが出来る努力を忘れないように自身に言い聞かせます(笑)

今回はこれにて失礼します。お付き合いいただき誠にありがとうございます。

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