3,入荷した材料を組み立てする。

airon works

組み立てをするにあたっては、発注した1次加工品が希望したサイズ、長さ(寸法)になっているかをまず確認します。ここで間違いがあれば取り直しになります。(僕が間違えたときはすぐさま、使い回しが可能かどうかすぐに検討します。(泣))

最初に図面を書いてありますので、図面の通りに部品を組み合わせて一つのパズルピースを組み立てていきます。

ここで使用する図面を少し説明しますね。大きく分けて2種類の図面があります。一般図と呼ばれている図面。単品図と呼ばれている図面。この2種類から図面は構成されます。

一般図と単品図

一般図は全体的に大きな視点から見る図面だと思っていただければ概ねOK。今加工している部品はどこの部品なのかを知ることが出来ます。この大きな視点からだけですと細かなところまでは見えてきません。なのでその先もっと細かなところは単品図の出番になる訳です。単品図はイメージは拡大図面になるかと思います。細部まで事細かにわかるように書いてあります。なので結論単品図だけあれば良いと思われそうですが、全体図もないと、どこのどんな部品を作っているのかわかりません。全体的なイメージがないと、何を作って何をしているのかわかりません。なので2種でセットになっています。(何をしているかわからないと楽しくありませんしね。)

鉄骨屋さんの組み立てでは、溶接をして接続する方法が多く選択されます。

溶接(溶かして接続する)

溶接機を使用して溶かしてつなげます。

鉄+鉄=鉄なのですが、最初の鉄は母材と呼ばれている本体になる部分になります。次の鉄は溶接材料と呼ばれているワイヤー部分になります。最後の鉄は製品になります。

母材(マイナス極)に電気を流して溶接材料(プラス極)を接します。すると通電して高温になります。鉄が溶ける温度まで上がって双方が溶けた部分を混ぜ合わせる事により融合します。ものすごーく簡単に書きましたが、こんなイメージで今はいいかと思います。

溶接機自体も調整が必要になるものなのですが、扱う人によっても結果は変わってきます。ここでは人の感覚が大事になってきます。経験値、技量、様々な要因によって上手か上手じゃないかの差が出てきます。

上手な人の組み立ては後の工程、溶接作業でも良い結果が得られやすくなります。

今回はこれにて失礼します。次回またお会いいたしましょう。

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