建築鉄骨の建て方を見る

airon works

物件によっては難しい建て方と比較的簡単なものと当然分かれてきます。

東京都内23区では敷地面積に余裕がない新築工事が多いですね。

逆に東京から離れていくと敷地は広くどちらかというと贅沢な配置に感じることが多いです。

スペースは広いほうが仕事はしやすいはずです。なので自然と都内のほうが仕事の難易度は高いですね。選ぶわけではありませんがその場にあった方法で安全を優先させていきます。

トラックに積み込んだ柱や梁を現場で荷下ろしをします。レッカーを使用して作業します。

レッカー車にも種類が有り「ラフター」と「ピタゴラス」僕たち鉄骨屋では1番ポピュラーなクレーン車になると思います。

ラフターは工事現場で重量物を移動したり添えつけたりするのに使われています。このラフターには大きさが有り13t・16t・20t・25t・35t・50t・60t・75tとこれ以上の大きさのものもあります。

大きさが75t以上になってくると自走して現場に来ることが出来ないため、現地で重りを組み立てて使用後、再度搬送車両を使って重りを運ぶようになります。このため時間とコストがかかってきます。

ピタゴラスは比較的軽いものを吊るのに使用されます。そもそものラフターとの違いはブームと呼ばれる腕の形状が異なります。

ラフターは真っ直ぐなのに対して、ピタゴラスは途中で曲がっています。これにより作業出来る範囲に差がでてきます。

この形状の差と吊り上げることが出来る重量を計画して大きさを選定します。

現場のどこに設置して作業を行うかを検討します。設置出来る場所が限られてくる場合も少なくありません。その時に吊り上げる重量がどのくらいなのかを性能表を見てラフターの大きさを決めます。そこは計画をしておかなければいけないところです。

柱を起こして梁をつなぎます。四角になるよう安定型になるよう組み立てていきます。

基本的にはボルトを使って組み立てを行います。

物件によっては溶接での接続が要求される時もあります。その場合でも仮にボルト取り合いが出来る仕掛けを用意します。

まとめの時に溶接をして仕掛けを外します。このような小細工が必要な場合も対応を考えなければなりません。

いろいろな場所でその物件ごとの計画を立てていきますから似たパターンもあります。しかし、全く同じ物件はないです。そこが難しいところであり飽きないところでもあります。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。

今回はこれにて失礼します。また次回お会いいたしましょう。

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